6日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。指数は前日まで6営業日続落し、2020年 3月23日以来、約3年10カ月ぶりの安値水準を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも入っているが、春節（旧正月）の大型連休を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.49％安の2688.90ポイントで推移している。セクター別では、教育や不動産サービスが全面安となっているほか、内装、建材などを中心に幅広いセクターで売りが優勢となっている。半面、バッテリー素材や銀行などが買われている。

　6日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）が大きく買われ、相場の上昇を主導している。同社はあす、2023年10−12月期（第3四半期）決算を発表する。同業のJDドットコム（09618）も高い。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比1.09％高の15678.94ポイントで推移している。アリババとJDのほか、ハイテク株の舜宇光学科技（02382）とレノボグループ（00992）、生活アプリ運営の美団（03690）、香港公益株のホンコン・チャイナガス（00003）が上昇。半面、香港地場株の恒隆地産（00101）と長江インフラ（01038）が売られている。豚肉大手の万洲国際（00288）は続落。

上海総合指数
　始値：2680.48ポイント
　前日比：-21.71ポイント
　騰落率：-0.80％

上海B株指数
　始値：232.86ポイント
　前日比：-1.48ポイント
　騰落率：-0.63％

深セン成分指数
　始値：7886.32ポイント
　前日比：-78.39ポイント
　騰落率：-0.98％

深センB株指数
　始値：977.95ポイント
　前日比：0.32ポイント
　騰落率：0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3185.25ポイント
　前日比：-15.17ポイント
　騰落率：-0.47％