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　週明け5日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.15％安の15510.01ポイントだった。中国企業指数は0.03％安の5217.36ポイント。メインボードの売買代金は概算で947億1000万HKドル。

　ハンセン指数は方向感に乏しく、前週末終値を挟んだ一進一退の展開。前週末に発表された1月の米雇用統計が予想を上回る強い内容となり、米連邦準備理事会（FRB）の早期利下げ観測が後退したことや、米長期金利の上昇を嫌気してリスクを回避する動きが重しとなった。中国政府の景気対策や相場対策に対する期待が根強いなか、後場前半は高くなる場面もあったが、勢いは続かなかった。

　ハンセン指数構成銘柄では、本土不動産株の龍湖集団（00960）が反落。スマートフォン部品の舜宇光学科技（02382）が続落した。香港不動産株の恒隆地産（00101）、宝飾品大手の周大福珠宝（01929）、ガス会社の新奥能源（02688）、産金株の紫金鉱業集団（02899）なども安い。半面、前週末に急落した医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発（02359）と薬明生物技術（02269）が反発。製薬株の翰森製薬（03692）も反発した。大型ネット株の美団（03690）が買われ、一定の下支えとなった。

　ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.17％安の3038.84ポイントと続落。オンライン読書サービスの閲文集団（00772）、企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト（00268）が大幅に続落。新興自動車メーカーの小鵬汽車（09868）、データセンター大手の万国数拠（09698）も下げがきつい。半面、ライブコマースの東方甄選（01797）、ミニブログ大手のウェイボー（09898）などが上昇した。

　ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、5日は上昇が2業種、下落が10業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　情報技術：7,746.57（+0.23％)
　2　エネルギー：9,784.78（+0.06％)
　3　金融：2,808.80（-0.16％)
　4　コングロマリット：1,289.43（-0.44％)
　5　一般消費財：2,053.27（-0.46％)
　6　医療・ヘルスケア：6,778.04（-0.46％)
　7　通信：1,341.79（-0.47％)
　8　必需消費財：13,118.60（-0.82％)
　9　公共事業：4,742.13（-0.83％)
　10　工業：779.87（-1.2％)
　11　不動産・建設：1,396.90（-1.31％)
　12　素材：5,037.29（-3.11％)