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指数: 15分ディレイ
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週明け5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日続落。終値は前営業日比1.02%安の2702.19ポイントだった。深セン成分指数は1.13%安の7964.71ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8773億8000万元だった。
上海総合指数は前場に前営業日比3.5%近く下落したものの、後場に一時小高くなる荒い値動き。終値は心理的節目の2700ポイントを守ったものの、2020年 3月23日以来、約3年10カ月ぶりの安値を更新した。前週末発表の米1月雇用統計が総じて強い結果となり米長期金利が上昇したことで、中国が追加の金融緩和をしにくくなるとの見方から幅広いセクターで売りが優勢となった。セクター別では、エンジニアリングサービスが全面安のほか、ソフトウエア開発、インターネットサービス、通信サービスが大幅に下落。一方、銀行と保険の一角が買われた。 A株市場では、ゲーム会社の完美世界(002624)がストップ安。同業の巨人網絡集団(002558)、アニメーション制作の奥飛娯楽(002292)も大幅安だった。大手旅行会社の中青旅控股(600138)、インフラ建設大手の中国交通建設(601800)は続落。テック株の欧菲光集団(002456)、海能達通信(002583)、用友網絡科技(600588)も売られた。半面、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(600884)、電子機器受託製造サービス(EMS)の立訊精密工業(002475)が高い。環境保護関連の東江環保(002672)、福建龍浄環保(600388)も買われた。 上海B株指数は3.19%安の234.34ポイントと続落。深センB株指数は1.66%安の977.63ポイントと5営業日続落した。 |
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上海総合指数
引値:2702.19ポイント 前日比:-27.96ポイント 騰落率:-1.02% 上海B株指数 引値:234.34ポイント 前日比:-7.73ポイント 騰落率:-3.19% 深セン成分指数 引値:7964.71ポイント 前日比:-91.06ポイント 騰落率:-1.13% 深センB株指数 引値:977.63ポイント 前日比:-16.46ポイント 騰落率:-1.66% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3200.42ポイント 前日比:20.79ポイント 騰落率:0.65% |
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週明け5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比0.15%安の15510.4ポイントだった。中国企業指数は0.01%高の5219.73ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で486億6000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、総じてマイナス圏でもみ合った。前週末に発表された1月の米雇用統計が予想を上回る強い内容となり、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退したことや、米長期金利の上昇を嫌気してリスクを回避する動きが先行。もっとも、中国政府の景気対策や相場対策に対する期待が根強いなか、下値の堅さを確認すると下げ幅を縮小し、前引け前にはプラス圏に浮上する場面もあった。 個別では、龍湖集団(00960)、華潤万象生活(01209)など本土不動産株が安い。香港不動産株の恒隆地産(00101)、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(02319)、製薬株の中国生物製薬(01177)なども売られた。半面、前週末に急落した医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)と薬明生物技術(02269)が反発したほか、長江グループ系公益事業者の長江インフラ(01038)、スポーツ用品の李寧(02331)、大型ネット株の美団(03690)などが買いを集めた。 |
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