1日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。中国景気の先行き不安が根強いなか、新たな買い材料に乏しく、幅広いセクターで売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.83％安の2765.50ポイントで推移。セクター別では教育、不動産サービス、物流が全面安のほか、小売り、ゲームが売られている。一方、太陽光発電設備が逆行高。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：75.85
　　前日比：-1.97
　　騰落率：-2.53％

　COMEX金 中心限月
　　終値：2067.40
　　前日比：16.50
　　騰落率：0.80％

　LME銅 3カ月物
　　終値：8608.70
　　前日比：-31.05
　　騰落率：-0.36％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2279.80
　　前日比：5.30
　　騰落率：0.23％

　1日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。中国政府による景気対策や相場対策への期待が支えとなる半面、パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長が米連邦公開市場委員会（FOMC）後の会見で3月のFOMCでの利下げの可能性を否定したことが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.06％安の15485.53ポイントで推移している。個別では、申洲国際集団（02313）や安踏体育用品（02020）が売られる半面、理想汽車（02015）や中升集団（00881）が高い。前日大幅安だった舜宇光学科技（02382）も買い戻されている。