ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、31日は上昇が2業種、下落が10業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　コングロマリット：1,299.13（+0.21％)
　2　エネルギー：9,784.97（+0.05％)
　3　公共事業：4,753.33（-0.16％)
　4　金融：2,837.90（-0.53％)
　5　通信：1,348.47（-1.13％)
　6　必需消費財：13,129.32（-1.22％)
　7　素材：5,149.84（-1.29％)
　8　不動産・建設：1,408.99（-1.45％)
　9　一般消費財：2,012.12（-1.98％)
　10　情報技術：7,587.32（-2.32％)
　11　工業：789.95（-2.6％)
　12　医療・ヘルスケア：7,066.10（-3.47％)

ハンセン指数
　引値：15485.07ポイント
　前日比：-218.38ポイント
　騰落率：-1.39％

中国企業指数
　引値：5194.04ポイント
　前日比：-81.33ポイント
　騰落率：-1.54％

レッドチップ指数
　引値：3193.67ポイント
　前日比：-26.21ポイント
　騰落率：-0.81％

　31日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比1.48％安の2788.55ポイントだった。深セン成分指数は1.95％安の8212.84ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7582億5500万元だった。

　上海総合指数はほぼ終日、マイナス圏で軟調に推移。心理的節目の2800ポイントを割り、23日以来、約1週間ぶりの安値でこの日の取引を終えた。中国政府による景気対策と相場対策への期待は強いものの、米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果発表を前に様子見ムードが広がり、相場の重しとなった。寄り付きとほぼ同時に発表された2024年1月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は49.2となり、前月比で0.2ポイント上昇したが、4カ月連続で50を割り込んだ。セクター別では、バッテリー素材と電機、ゲームが全面安となったほか、インターネットサービスや観光・ホテルなどを中心に幅広いセクターで売りが優勢だった。半面、保険や銀行の一角が買われた。

　A株市場では、海能達通信（002583）や科大訊飛（002230）が大きく下げたほか、中青旅控股（600138）や王府井集団（600859）も売られた。半面、自社株買い計画を発表した順豊控股（002352）が買われたほか、2023年12月本決算の見通しを発表した中国神華能源（601088）も高かった。

　上海B株指数は0.30％高の244.04ポイント、深センB株指数は1.23％安の1003.33ポイント。