30日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.71％安の72.32米ドルと続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は2.29％安の105.29米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の30日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：72.32米ドル（-1.71％）
　■百度（BIDU）：105.29米ドル（-2.29％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：36.37米ドル（-1.94％）
　■JDドットコム（JD）：22.75米ドル（-3.03％）
　■ウェイボー（WB）：8.10米ドル（-1.94％）
　■ネットイース（NTES）：97.56米ドル（-1.74％）
　■モモ（MOMO）：5.84米ドル（-1.52％）
　■レンレン（RENN）：0.96米ドル（0％）
　■滴滴全球（DIDI）：3.61米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：9.54米ドル（-3.83％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.14米ドル（-0.46％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：9.05米ドル（-0.44％）

　30日のNY株式相場は高安まちまち。引け後のマイクロソフト、アルファベットの決算発表や翌日の米連邦公開市場委員会（FOMC）結果公表を控えて様子見姿勢が強まった。

　ダウ平均は133.86米ドル高（+0.35％）と4日続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の上最高値を更新。ボーイング、アップルが約2％下落したものの、JPモルガン・チェースが2％超上昇し、ゴールドマン・サックス、アメリカン・エキスプレス、ビザなども1％超上昇したことが支えとなった。

　S&P500は終日ほぼ横ばいで推移。一時0.06％高まで上昇し、取引時間中の史上最高値を更新したが、0.06％安とわずかながら反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.76％安と反落した。S&P500の11セクターは金融、エネルギー、生活必需品、素材など6セクターが上昇し、不動産、IT、コミュニケーション、一般消費財など5セクターが下落した。

　決算発表銘柄は調整後EPSが予想を上回ったゼネラル・モーターズが7.80％高、マラソン・ペトロリアムが6.09％高、ニューコアが4.71％高となった一方、決算やガイダンスが嫌気されたユナイテッド･パーセル･サービス（UPS）が8.20％安、ワールプールが6.61％安とまちまちとなった。

　引け後の動きではマイクロソフトが時間外で約1％安。2024年度第2四半期（10-12月）の売上高と調整後一株当たり利益（EPS）が市場予想を上回ったが、株価は売りが優勢。アルファベットも10-12月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回ったものの、グーグルの広告収入が予想を下回ったことで株価は時間外で約5％下落した。

■1月31日（水）

【中間決算】天成控股（02110）
【期末決算】中国金属資源利用（01636）
【期末決算】HPCホールディングス（01742）
【期末決算】祥生控股（02599）
【IPO】南方東英日経225指数ETF（03153）
【権利落日】夢網雲科技集団（02123）(中間配当）
【香港】域内総生産（GDP）速報値（10ー12月期）