25日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。中国当局の景気浮揚策に期待する買いが相場を押し上げている。中国人民銀行（中央銀行）は前日、預金準備率を2月5日に0.5％引き下げると発表した。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.67％高の2839.76ポイントで推移している。セクター別では、建設、不動産、建材、採掘が高い。半面、太陽光発電設備、観光、ゲームが下げている。

　25日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国人民銀行（中央銀行）が24日、2月5日に預金準備率を0.5％引き下げると発表したほか、中国人民銀行と香港金融管理局が金融分野での提携強化などを含む6項目の措置を発表したことなどが好感されている。ただ、指数は前日に3％超上昇した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.30％高の15947.28ポイントで推移している。個別では、AIAグループ（01299）やテンセント（00700）が買われて指数を押し上げているほか、香港証券取引所（00388）や新奥能源（02688）の上昇も目立つ。半面、理想汽車（02015）や信義光能（00968）、恒安国際集団（01044）などが売られている。

上海総合指数
　始値：2823.83ポイント
　前日比：3.06ポイント
　騰落率：0.11％

上海B株指数
　始値：236.59ポイント
　前日比：0.51ポイント
　騰落率：0.22％

深セン成分指数
　始値：8661.45ポイント
　前日比：-20.74ポイント
　騰落率：-0.24％

深センB株指数
　始値：1017.05ポイント
　前日比：1.87ポイント
　騰落率：0.18％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3274.34ポイント
　前日比：-2.77ポイント
　騰落率：-0.08％