24日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前日比3.56%高の15899.87ポイントだった。中国企業指数は4.13%高の5353.05ポイント。メインボードの売買代金は概算で1288億HKドル。
ハンセン指数は高く始まった。中国当局が本土株式相場の下支えに乗り出すとの期待が強まり、香港市場に重複上場する銘柄を中心に買いが膨らんだ。中盤に上げ幅を縮める場面があったが、いったん下げに転じていた中国本土の株価指数が切り返すと、ハンセン指数も大引けにかけて一段高となった。結局、終値ベースで15日以来7営業日ぶりの高値を付けた。
ハンセン指数を構成する82銘柄のうち79銘柄が上昇。創業者の馬雲氏らの株式買い増しが伝わったアリババ集団(
09988)が大きく買われた。ネット株の美団(
03690)、百度(
09888)の上昇も指数を押し上げた。通信株のチャイナ・ユニコム(
00762)、石油株のペトロチャイナ(
00857)は大幅に続伸した。都市ガスの新奥能源(
02688)が9%超上げたほか、スポーツ用品の李寧(
02331)、オンラインゲームのネットイース(
09999)も高い。一方、中国生物製薬(
01177)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)の2銘柄が下落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は4.24%高の3281.16ポイントと続伸。動画プラットフォームのビリビリ(
09626)、ゲーム・オフィスソフトのキングソフト(
03888)、ライブコマースの東方甄選(
01797)が急上昇した。構成30銘柄のうち下落は電気自動車の小鵬汽車(
09868)だけだった。