24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.15％安の2766.79ポイントだった。深セン成分指数は1.16％安の8496.62ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4133億7500万元だった。

　上海総合指数は続伸スタート。中国当局による相場支援策を期待する買いが先行した。23日に中国政府が資本市場の安定化を図るため、複数の政策支援ツールを検討していると外電が報じたほか、中国証券監督管理委員会（CSRC）が同日の会合で、資本市場の安定推移を「全力で維持する」と表明したと伝わった。もっとも、買い一巡後は下げ幅を縮小し、前場終盤にマイナス圏に沈んだ。中国経済の先行き不安が引き続き重しとなるなか、当局の相場支援の具体策を見極めたい気分が漂った。

　セクター別では、バッテリー素材が全面安。バッテリー、太陽光発電設備、半導体、ゲームなども安い。半面、不動産開発、不動産サービス、鉄道などが買われた。

　上海B株指数は2.45％高の232.64ポイント、深センB株指数は0.11％高の1000.41ポイント。

上海総合指数
　引値：2766.79ポイント
　前日比：-4.19ポイント
　騰落率：-0.15％

上海B株指数
　引値：232.64ポイント
　前日比：5.57ポイント
　騰落率：2.45％

深セン成分指数
　引値：8496.62ポイント
　前日比：-99.66ポイント
　騰落率：-1.16％

深センB株指数
　引値：1000.41ポイント
　前日比：1.06ポイント
　騰落率：0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3217.36ポイント
　前日比：-14.57ポイント
　騰落率：-0.45％

　24日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。中国当局による相場支援策を期待する買いが先行。中国証券監督管理委員会（CSRC）は23日の会合で、資本市場の安定推移を「全力で維持する」と表明。同日には中国政府が資本市場の安定化を図るため、複数の政策支援ツールを検討していると外電が報じた。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.58％高の2787.06ポイントで推移している。セクター別では、造船が全面高。百貨店、不動産開発、貿易なども高い。半面、半導体、太陽光発電設備、バッテリー素材がさえない。