週明け22日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。前週末の米株高を受けた買いが先行したものの、根強い中国景気不安が重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前営業日比0.07％安の15298.49ポイントで推移している。個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）とJDドットコム（09618）、オンラインゲームのネットイース（09999）が高い。半面、不動産株の碧桂園服務（06098）、龍湖集団（00960）、華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）が売られている。ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）、華潤ビール（00291）も安い。

ハンセン指数
　始値：15349.05ポイント
　前日比：40.36ポイント
　騰落率：0.26％

中国企業指数
　始値：5148.42ポイント
　前日比：21.18ポイント
　騰落率：0.41％

レッドチップ指数
　始値：3091.12ポイント
　前日比：-0.35ポイント
　騰落率：-0.01％

■招商銀行（03968/600036）：2023年12月本決算の速報値は、純利益が前年比6.2％増の1466億200万元、経常収益は同1.6％減の3391億2300万元だった。

■中遠海運発展（02866/601866）：19日大引け後、2023年12月本決算で純利益が前年比60.48−64.32％減の14億−15億5000万元となる見通しを明らかにした。非経常損益を除いた純利益は同64.33−68.30％減の12億−13億5000万元を見込む。

■チャイナ・モバイル（00941/600941）：2023年12月末時点の5Gの加入総数は7億9450万3000件で、前月から1570万3000件の純増となった。純増数は前月（2002万4000件）と比べ21.6％減少した。