17日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日の米株安が嫌気されているほか、中国国家統計局が2023年10−12月期の国内総生産（GDP）や12月の小売売上高、鉱工業生産などを日本時間午前11時に発表する予定で、様子見ムードが相場の重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.33％安の2884.32ポイントで推移している。セクター別では、航空・空港運営やバッテリー素材、不動産サービスなどが全面安となっている。半面、銀行や鉄道・道路、宝飾などが買われている。

　17日の香港市場で、ハンセン指数は続落して始まった。米早期利下げ観測が後退し、前日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。中国の2023年10−12月期の国内総生産（GDP）や12月の小売売上高、鉱工業生産などの発表を日本時間午前11時に控え、様子見ムードも強い。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比1.18％安の15678.18ポイントで推移。個別では、大型ネット株の美団（03690）とテンセント（00700）が続落し、相場の重荷となっている。医薬品ネット通販の京東健康（06618）と阿里健康（00241）も安い。一方、石炭大手の中国神華能源（01088）が買われている。

上海総合指数
　始値：2887.29ポイント
　前日比：-6.70ポイント
　騰落率：-0.23％

上海B株指数
　始値：228.99ポイント
　前日比：0.05ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：8968.53ポイント
　前日比：-23.54ポイント
　騰落率：-0.26％

深センB株指数
　始値：1044.85ポイント
　前日比：-2.59ポイント
　騰落率：-0.25％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3291.14ポイント
　前日比：-9.74ポイント
　騰落率：-0.3％