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10日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.54%安の2877.70ポイントだった。深セン成分指数は0.55%安の8922.79ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6470億1900万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、総じて軟調に推移した。前場は売り一巡後にプラス圏へ浮上し、心理的節目の2900ポイントに乗せる場面もあったが、勢いは続かなかった。節目付近の売り圧力が意識されると再びマイナス圏に沈み、もみ合いながら下げ幅を拡大した。終値ベースで2020年5月29日以来、約3年7カ月ぶりの安値を更新した。前週末に中国民営資産運用会社大手の破産申請を北京市の裁判所が受理したことを受け、金融システムに対する警戒感が引き続き投資家心理を圧迫した。週後半に米12月消費者物価指数(CPI)や、中国の物価統計、貿易統計などの発表を控え、様子見気分も漂い、売買代金は低水準にとどまった。 セクター別では、文化・メディア、ゲーム、通信サービス、コンシューマーエレクトロニクスなどが安い。半面、太陽光発電設備、美容・ケア、食品・飲料などが買われた。 A株市場では、豚肉関連の牧原食品(002714)、保険大手の中国太平洋保険(601601)、中国人寿保険(601628)、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)の下げが目立った。曙光信息産業(603019)、歌爾(002241)、海能達通信(002583)などテクノロジー株の一角も売られた。半面、バスメーカーの鄭州宇通客車(600066)、油圧シリンダーメーカー大手の江蘇恒立液圧(601100)、自動車電子部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(002920)が高い。8日に2023年12月本決算の増益速報を発表した中国旅遊集団中免(601888)と自社株買い計画を発表した海信家電集団(000921)が続伸した。 上海B株指数は0.12%高の224.6ポイント、深センB株指数は1.4%安の1040.39ポイント。 |
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上海総合指数
引値:2877.70ポイント 前日比:-15.55ポイント 騰落率:-0.54% 上海B株指数 引値:224.61ポイント 前日比:0.28ポイント 騰落率:0.12% 深セン成分指数 引値:8922.79ポイント 前日比:-48.93ポイント 騰落率:-0.55% 深センB株指数 引値:1040.39ポイント 前日比:-14.76ポイント 騰落率:-1.4% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3277.13ポイント 前日比:-15.37ポイント 騰落率:-0.47% |
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10日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日続落。前場終値は前日比0.42%安の16122.67ポイントだった。中国企業指数は0.30%安の5433.35ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で383億HKドルだった。
ハンセン指数は安く始まった。米12月消費者物価指数(CPI)の発表を香港時間あす夜に控え、持ち高を整理する売りが出たもよう。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期を巡る市場の見方が揺れ動くなか、積極的な売買を見送るムードが広がり、商いは低調。もっとも、序盤には一時上げに転じる場面があった。ハンセン指数はおよそ1年2カ月ぶりの安値圏にあるだけに、割安感が強まった銘柄を拾う動きが一定の下支えとなった。 個別では、保険株のAIAグループ(01299)、中国人寿保険(02628)、中国平安保険(02318)が売られ、相場の重荷となった。前日に買われたバドワイザーAPAC(01876)、九龍倉置業地産(01997)が安い。半導体ファウンドリーのSMIC(00981)は続落した。一方、火鍋チェーンの海底撈国際(06862)が大幅に続伸した。医薬品関連の上昇が目立ち、薬明生物技術(02269)、翰森製薬(03692)、無錫薬明康徳新薬開発(02359)、中国生物製薬(01177)、国薬控股(01099)が買われた。 |
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