10日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。中国経済の先行き不安が根強いなか、週後半に米12月消費者物価指数（CPI）や、中国の物価統計、貿易統計などの発表を控えており、持ち高調整の売りが先行しているもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.63％安の2874.90ポイントで推移。セクター別では、文化・メディアが全面安。コンピューター設備、コンシューマーエレクトロニクス、ゲームなども安い。半面、銀行の一角が反発している。

　10日の香港市場で、ハンセン指数は続落して始まった。米連邦準備理事会（FRB）による利下げ時期を巡る市場の見方が揺れ動くなか、米12月消費者物価指数（CPI）の発表を香港時間あす夜に控え、持ち高を整理する売りも出たもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.63％安の16088.56ポイントで推移している。個別では、国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）が売られ、相場の重荷となっている。自動車販売の中升集団（00881）、カジノ運営のサンズ・チャイナ（01928）も安い。一方、中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）、石油大手のCNOOC（00883）が買われている。

上海総合指数
　始値：2886.98ポイント
　前日比：-6.27ポイント
　騰落率：-0.22％

上海B株指数
　始値：224.64ポイント
　前日比：0.31ポイント
　騰落率：0.14％

深セン成分指数
　始値：8938.45ポイント
　前日比：-33.27ポイント
　騰落率：-0.37％

深センB株指数
　始値：1055.10ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3281.67ポイント
　前日比：-10.83ポイント
　騰落率：-0.33％