9日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.18％安の72.02米ドルと4営業日続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.44％安の116.20米ドルと3営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の9日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：72.02米ドル（-1.18％）
　■百度（BIDU）：116.20米ドル（-1.44％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：37.42米ドル（-1.16％）
　■JDドットコム（JD）：25.32米ドル（-2.47％）
　■ウェイボー（WB）：9.62米ドル（-3.12％）
　■ネットイース（NTES）：89.44米ドル（-0.74％）
　■モモ（MOMO）：6.66米ドル（+0.76％）
　■レンレン（RENN）：0.93米ドル（0％）
　■滴滴全球（DIDI）：3.96米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：9.67米ドル（-0.21％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.20米ドル（+0.46％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：8.81米ドル（+0.46％）

　9日のNY株式相場は高安まちまち。週後半に発表される米12月消費者物価指数（CPI）や米12月生産者物価指数（PPI）を控えた様子見姿勢が強まる中、前日までにダウ平均が3日続伸したことで利益確定売りが強まったが、エヌビディアやアマゾン・ドット・コムなどのハイテク株の一角が堅調に推移した。

　ダウ平均は157.85米ドル安（-0.42％）と4日ぶりに反落。朝方に309米ドル安まで下落したものの、下落幅を縮小して終了した。S&P500も0.70％安まで下落後、0.15％安で終了し、3日ぶりに小幅反落。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.86％安まで下落したものの、0.09％高で終了し、わずかながら3日続伸した。

　S&P500の11セクターはIT、生活必需品など4セクターが上昇し、エネルギー、素材、公益、不動産、金融など７セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はメルク、ウォルマート、プロクター・アンド・ギャンブルなど10銘柄が上昇した一方、ベライゾン、シェブロン、ダウ・インク、ウォルト・ディズニー、ボーイングなど20銘柄が下落した。

　ハイテク株はエヌビディアが1.70％高と2日続伸し連日で上場来高値を更新したほか、アマゾン・ドット・コムとアルファベットもともに1.52％上昇した。このほか、ヒューレット・パッカード・エンタープライズによる買収の可能性が報じられたジュニパー・ネットワークスが21.81％高と急伸した。

■1月10日（水）

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