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指数: 15分ディレイ
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9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.20%高の2893.25ポイントだった。深セン成分指数は0.27%高の8971.72ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6742億6500万元だった。
上海総合指数は方向感を欠く値動きとなった。中国民営資産運用会社大手、中植企業集団の破産申請を北京市の裁判所が受理したことを受け、金融システムに対する警戒感が強まったが、前日の米株高が好感されたほか、指数は前日まで3営業日続落し、終値で2022年4月26日以来、約1年8カ月ぶりの安値を付けた後とあって、買い戻す動きが広がった。ただ、心理的節目の2900ポイント付近では、上値の重さが目立った。セクター別では、観光・ホテルや航空・空港運営が全面高となったほか、小売り、鉄道・道路なども買われた。半面、ソフトウエア開発や証券、インターネットサービスなどが売られた。 A株市場では、全国商務工作会議で消費の持続的な拡大や市場・流通体系の整備などが強調されたことを受け、寧波太平鳥時尚服飾(603877)や王府井集団(600859)が買われた。2023年12月本決算速報値で34%増益となった中国旅遊集団中免(601888)や自社株買い計画を発表した海信家電集団(000921)も大幅高。半面、中国聯合網絡通信(600050)や用友網絡科技(600588)などが売られた。 上海B株指数は2.74%安の224.33ポイント、深センB株指数は0.37%安の1055.15ポイント。 |
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上海総合指数
引値:2893.25ポイント 前日比:5.71ポイント 騰落率:0.20% 上海B株指数 引値:224.33ポイント 前日比:-6.31ポイント 騰落率:-2.74% 深セン成分指数 引値:8971.72ポイント 前日比:24.00ポイント 騰落率:0.27% 深センB株指数 引値:1055.15ポイント 前日比:-3.90ポイント 騰落率:-0.37% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3292.50ポイント 前日比:6.44ポイント 騰落率:0.2% |
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9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.32%高の16275.84ポイントだった。中国企業指数は0.04%高の5483.21ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で407億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。前日の米株高や、米長期金利の低下を好感。ハンセン指数は前日まで5営業日続落し、終値ベースで約1カ月ぶり安値を更新しただけに、買い戻しが優勢だった。もっとも、前場半ばに上げ幅を1%超に拡大する場面もあったが、勢いは続かなかった。中国経済の先行き不安が重荷となり、上値の重さが意識されると、その後はもみ合いながら上げ幅を縮めた。 個別では、PC世界大手のレノボグループ(00992)が5%超の上昇。レノボグループは公式ミニブログを通じ、米ラスベガスで現地時間の9日に開幕する世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2024」で、人工知能(AI)設備とソリューションプランを搭載した40以上の製品を発表することを明らかにした。ガス会社の新奥能源(02688)、自動車ディーラーの中升集団(00881)も大幅反発。半面、海運株の東方海外(00316)が約8%安と急落したほか、大型ネット株の美団(03690)、JDドットコム(09618)、ガラスメーカーの信義ガラス(00868)が大幅に続落した。 |
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