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　週明け8日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。終値は前営業日比1.88％安の16224.45ポイントだった。中国企業指数は2.25％安の5480.82ポイント。メインボードの売買代金は概算で844億4000万HKドルだった。

　ハンセン指数は高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナスに沈み、下げ幅を拡大した。2023年12月の米雇用統計が強い内容だったことを受け、米早期利下げ期待が後退したほか、中国の大手民営資産運用会社、中植企業集団の破産申請を北京市の裁判所が受理したと伝わり、同社の経営破綻が金融システムに波及するリスクが懸念された。中盤以降は指数がおおむね下落率2％前後の水準でもみ合ったが、終値ベースで昨年12月11日以来、およそ1カ月ぶりの安値を更新した。

　ハンセン指数構成銘柄では、ガラスメーカーの信義ガラス（00868）が7％超安、自動車ディーラーの中升集団（00881）が6％超安と急落。大型ネット株の美団（03690）、スポーツ用品の李寧（02331）、バイオ医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、医薬品ネット通販の京東健康（06618）なども下げがきつい。上昇は石油メジャーのCNOOC（00883）、欧州金融大手のHSBC（00005）、石炭大手の中国神華能源（01088）の3銘柄のみだった。

　ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は前営業日比2.99％安の3484.75ポイントと大幅に続落。万国数拠（09698）、小鵬汽車（09868）、センスタイム（00020）、ビリビリ（09626）が下落率上位。上昇は閲文集団（00772）の1銘柄のみだった。

　ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、8日は上昇が0業種、下落が12業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　エネルギー：9,383.81（-0.22％)
　2　通信：1,313.16（-0.47％)
　3　素材：5,577.66（-0.8％)
　4　コングロマリット：1,319.25（-1.1％)
　5　金融：2,874.24（-1.42％)
　6　公共事業：4,848.02（-1.53％)
　7　不動産・建設：1,537.04（-1.77％)
　8　工業：877.75（-1.87％)
　9　一般消費財：2,229.76（-2.26％)
　10　情報技術：8,288.77（-2.41％)
　11　必需消費財：14,062.87（-2.62％)
　12　医療・ヘルスケア：8,440.44（-2.85％)