4日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。中国政府による景気対策への期待は強いものの、米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨で利下げ開始時期の不透明感が強まり、前日のNY市場が下落したことが嫌気されているもよう。米雇用統計の発表を週末に控えて様子見ムードも広がっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.13％安の16624.71ポイントで推移している。個別では、ペトロチャイナ（00857）やCNOOC（00883）など石油株が高いほか、ネットイース（09999）やアリババ集団（09988）も買われている。半面、恒安国際集団（01044）や安踏体育用品（02020）などが安い。

　4日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。米早期利下げ期待の後退を受けて売りが先行している。米雇用統計の発表を5日に控えているほか、来週初めに中国の貿易統計や物価統計が発表されることから、様子見気分も漂う。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.20％安の2961.25ポイントで推移。セクター別では、ゲーム、バッテリー素材、貴金属が全面安。太陽光発電設備、文化・メディア、漢方薬も安い。半面、石炭、海運・港湾運営、石油などが買われている。

上海総合指数
　始値：2965.51ポイント
　前日比：-1.74ポイント
　騰落率：-0.06％

上海B株指数
　始値：234.59ポイント
　前日比：0.40ポイント
　騰落率：0.17％

深セン成分指数
　始値：9317.40ポイント
　前日比：-13.46ポイント
　騰落率：-0.14％

深センB株指数
　始値：1075.14ポイント
　前日比：-0.07ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3375.02ポイント
　前日比：-3.28ポイント
　騰落率：-0.1％