■午後0時までの記事一覧：

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　27日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前日の米株高が好感されているほか、指数は前日に終値で約1年2カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がっているもよう。ただ、中国経済の先行き不安は強く、相場の重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.08％安の2896.56ポイントで推移している。セクター別では、ソフトウエア開発やゲーム、自動車などが買われる半面、公共事業や繊維・アパレル、文化・メディアなどが売られている。

　休場明け27日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。米連邦準備理事会（FRB）が来年に利下げを3回行うとの見方から前日の米株式相場が上昇し、投資家が運用リスクを取りやすくなった。クリスマス連休前の22日に急落していたゲーム銘柄が買い直され、相場を押し上げている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比0.85％高の164479.44ポイントで推移している。個別では、オンラインゲームを主力事業とするネットイース（09999）とテンセント（00700）がともに急反発。新エネルギー車メーカーの理想汽車（02015）とBYD（01211）、石油大手のペトロチャイナ（00857）も高い。中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）は反発している。半面、海運大手の東方海外（00316）、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）が下落。