21日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。心理的節目の2900ポイントを割り込んで寄り付いた後、マイナス圏でもみ合う展開。中国経済の先行き不安が引き続き重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.16％安の2897.60ポイントで推移。セクター別では、公共事業、プラスチック製品、電力、コンシューマーエレクトロニクスなどが安い。半面、ゲーム、観光・ホテル、酒造などが買われている。

　21日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日のNY市場で主要3指数がそろって下落した流れを引き継ぎ、香港市場でも売りが先行している。また、中国の景気減速懸念が相場の重しとなっているほか、週末から始まる4連休を前に持ち高を調整する動きも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.88％安の16467.30ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やテンセント（00700）、JDドットコム（09618）などが売られて指数を押し下げているほか、理想汽車（02015）やサンズ・チャイナ（01928）も安い。半面、信義光能（00968）が大幅高。

上海総合指数
　始値：2892.02ポイント
　前日比：-10.09ポイント
　騰落率：-0.35％

上海B株指数
　始値：223.84ポイント
　前日比：-0.18ポイント
　騰落率：-0.08％

深セン成分指数
　始値：9122.41ポイント
　前日比：-36.03ポイント
　騰落率：-0.39％

深センB株指数
　始値：1040.48ポイント
　前日比：1.91ポイント
　騰落率：0.18％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3285.60ポイント
　前日比：-11.90ポイント
　騰落率：-0.36％