香港証券取引所は20日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：398億6739万元
　　買い代金：198億6348万元
　　売り代金：200億391万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：1,138百万元
　　買い代金：428百万元
　　売り代金：709百万元

2 紫金鉱業集団（601899）
　　売買代金：755百万元
　　買い代金：445百万元
　　売り代金：310百万元

3 招商銀行（600036）
　　売買代金：619百万元
　　買い代金：94百万元
　　売り代金：524百万元

4 賽力斯集団（601127）
　　売買代金：537百万元
　　買い代金：318百万元
　　売り代金：220百万元

5 中国長江電力（600900）
　　売買代金：481百万元
　　買い代金：318百万元
　　売り代金：163百万元

6 隆基緑能科技（601012）
　　売買代金：426百万元
　　買い代金：167百万元
　　売り代金：258百万元

7 中国工商銀行（601398）
　　売買代金：376百万元
　　買い代金：286百万元
　　売り代金：89百万元

8 富士康工業互聯網（601138）
　　売買代金：369百万元
　　買い代金：198百万元
　　売り代金：171百万元

9 中信証券（600030）
　　売買代金：344百万元
　　買い代金：161百万元
　　売り代金：183百万元

10 中遠海運控股（601919）
　　売買代金：334百万元
　　買い代金：236百万元
　　売り代金：99百万元

　21日の香港市場は軟調か。前日のNY市場が大幅下落した流れを引き継ぎ、香港市場でも売りが広がりそうだ。20日のNY市場は主要3指数がそろって下落。足もとの大幅高で過熱感が意識され、取引終盤にかけて急速に利益確定売りが強まった。弱い決算や通期見通しを引き下げたフェデックスが2桁安となったことも重しとなった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、美団（03690）やテンセント（00700）、アリババ集団（09988）などが香港終値を下回って引けている。

　一方、中国の景気減速が警戒されるなか、中国政府による景気対策への期待感は根強いものの、香港市場では25−26日がクリスマスで休場となることもあり、連休を前に持ち高調整の動きも予想される。積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらないなか、上値の重い展開となりそうだ。

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
◇成都紅旗連鎖（002697）
◇中文天地出版伝媒集団（600373）

★以下の銘柄は本日から取引停止
◇四川九洲電器（000801）：重要公告発表のため