15日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果を受けて早期の利下げ観測が強まるなか、本土市場でも買いが広がっている。ただ、日本時間午前11時に主要経済指標が発表される予定で、様子見ムードも強い。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.25％高の2966.42ポイントで推移している。セクター別では、不動産開発や不動産サービス、バッテリー素材などが買われる半面、教育やインターネットサービス、ソフトウエア開発などが売られている。

　15日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日のNY市場で米長期金利の低下が続き、株式相場が上昇したことで投資家が運用リスクを取りやすくなった。幅広いセクターで買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.50％高の16648.97ポイントで推移している。個別では、不動産開発の龍湖集団（00960）、華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）や、中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）が高い。太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）は大幅に続伸している。一方、公益事業の長江インフラ（01038）、オンラインゲームのネットイース（09999）が売られている。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：71.58
　　前日比：2.11
　　騰落率：3.04％

　COMEX金 中心限月
　　終値：2044.90
　　前日比：47.60
　　騰落率：2.38％

　LME銅 3カ月物
　　終値：8551.50
　　前日比：221.50
　　騰落率：2.66％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2184.77
　　前日比：44.92
　　騰落率：2.10％