14日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。米連邦公開市場委員会（FOMC）で市場予想通りに政策金利が据え置かれたほか、来年3回の利下げ見通しが示されたことを受け、為替市場で人民元高・米ドル安が進み、中国からの資金流出懸念が和らいだもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.56％高の2985.36ポイントで推移。セクター別では、貴金属が全面高。電池、文化・メディア、観光・ホテルなども買われている。半面、ガス、鉄道・道路、電力などが安い。

　14日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。注目された米連邦公開市場委員会（FOMC）では、市場予想通りに政策金利が据え置かれたほか、来年3回の利下げ見通しが示されたことなどを受け、香港市場でも買いが広がっている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比1.95％高の16545.48ポイントで推移している。個別では、中国生物製薬（01177）や信義光能（00968）、申洲国際集団（02313）などが大幅高となっているほか、紫金鉱業集団（02899）や招金鉱業（01818）など産金株も高い。半面、トリップ・ドットコム（09961）やネットイース（09999）が軟調。

上海総合指数
　始値：2979.70ポイント
　前日比：10.94ポイント
　騰落率：0.37％

上海B株指数
　始値：225.67ポイント
　前日比：0.68ポイント
　騰落率：0.3％

深セン成分指数
　始値：9527.42ポイント
　前日比：50.80ポイント
　騰落率：0.54％

深センB株指数
　始値：1073.92ポイント
　前日比：0.41ポイント
　騰落率：0.04％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3387.38ポイント
　前日比：17.77ポイント
　騰落率：0.53％