香港証券取引所は13日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：450億2578万元
　　買い代金：196億2740万元
　　売り代金：253億9838万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：1,685百万元
　　買い代金：565百万元
　　売り代金：1,120百万元

2 無錫薬明康徳新薬開発（603259）
　　売買代金：606百万元
　　買い代金：294百万元
　　売り代金：312百万元

3 内蒙古伊利実業集団（600887）
　　売買代金：562百万元
　　買い代金：140百万元
　　売り代金：422百万元

4 万華化学集団（600309）
　　売買代金：495百万元
　　買い代金：185百万元
　　売り代金：311百万元

5 中国平安保険（601318）
　　売買代金：451百万元
　　買い代金：146百万元
　　売り代金：305百万元

6 富士康工業互聯網（601138）
　　売買代金：448百万元
　　買い代金：141百万元
　　売り代金：307百万元

7 招商銀行（600036）
　　売買代金：444百万元
　　買い代金：128百万元
　　売り代金：316百万元

8 福耀ガラス（600660）
　　売買代金：426百万元
　　買い代金：305百万元
　　売り代金：120百万元

9 中信証券（600030）
　　売買代金：394百万元
　　買い代金：185百万元
　　売り代金：209百万元

10 中国長江電力（600900）
　　売買代金：389百万元
　　買い代金：237百万元
　　売り代金：152百万元

　14日の香港市場は米株高を好感して堅調に推移するか。前日のNY株式相場は主要3指数がそろって上昇。ダウ平均は大幅に5日続伸し、史上最高値を更新した。注目の米連邦公開市場委員会（FOMC）では、市場予想通りに政策金利が据え置かれ、来年のインフレ見通しがこれまでの2.6％から2.4％に引き下げられた。来年3回の利下げ見通しが示され、米10年債利回りが前日の4.206％から一時8月10日以来となる4.007％まで低下したことが好感された。

　一方、ハンセン指数は約1年1カ月ぶりの安値水準とあって、割安感の強い銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。ただ、中国指導部が来年の経済運営方針を決める「中央経済工作会議」が11−12日に開かれたものの、決定内容に新たな買い材料が乏しいとの見方が広がっているほか、15日には中国で11月の鉱工業生産や小売売上高など主要経済指標が発表される予定で、様子見ムードが強まる可能性もある。

　13日のNY市場で香港株の米国預託証券（ADR）は、HSBC（00005）やテンセント（00700）、美団（03690）、アリババ集団（09988）が香港終値を上回って引けた。

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
該当なし

★以下の銘柄は本日から取引停止
◇成都紅旗連鎖（002697）：重要公告発表のため