香港証券取引所は8日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：98億2544万HKドル
　　買い代金：53億5938万HKドル
　　売り代金：44億6606万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　売買代金：1,303百万HKドル
　　買い代金：1,301百万HKドル
　　売り代金：2百万HKドル

2 CNOOC（00883）
　売買代金：768百万HKドル
　　買い代金：646百万HKドル
　　売り代金：121百万HKドル

3 美団（03690）
　売買代金：747百万HKドル
　　買い代金：341百万HKドル
　　売り代金：407百万HKドル

4 テンセント（00700）
　売買代金：691百万HKドル
　　買い代金：333百万HKドル
　　売り代金：358百万HKドル

5 中国建設銀行（00939）
　売買代金：592百万HKドル
　　買い代金：98百万HKドル
　　売り代金：494百万HKドル

6 融創中国（01918）
　売買代金：423百万HKドル
　　買い代金：271百万HKドル
　　売り代金：152百万HKドル

7 中国工商銀行（01398）
　売買代金：399百万HKドル
　　買い代金：95百万HKドル
　　売り代金：304百万HKドル

8 薬明生物技術（02269）
　売買代金：323百万HKドル
　　買い代金：204百万HKドル
　　売り代金：119百万HKドル

9 理想汽車（02015）
　売買代金：308百万HKドル
　　買い代金：80百万HKドル
　　売り代金：228百万HKドル

10 小鵬汽車（09868）
　売買代金：255百万HKドル
　　買い代金：107百万HKドル
　　売り代金：149百万HKドル

　香港証券取引所は8日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：787億1579万元
　　買い代金：388億7711万元
　　売り代金：398億3868万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：2,042百万元
　　買い代金：1,356百万元
　　売り代金：686百万元

2 海光信息技術（688041）
　　売買代金：1,698百万元
　　買い代金：430百万元
　　売り代金：1,268百万元

3 上海聯影医療科技（688271）
　　売買代金：1,482百万元
　　買い代金：234百万元
　　売り代金：1,248百万元

4 無錫薬明康徳新薬開発（603259）
　　売買代金：1,204百万元
　　買い代金：831百万元
　　売り代金：373百万元

5 上海韋爾半導体（603501）
　　売買代金：890百万元
　　買い代金：616百万元
　　売り代金：273百万元

6 中国太平洋保険（601601）
　　売買代金：861百万元
　　買い代金：145百万元
　　売り代金：716百万元

7 北京金山弁公ソフト（688111）
　　売買代金：769百万元
　　買い代金：187百万元
　　売り代金：582百万元

8 賽力斯集団（601127）
　　売買代金：738百万元
　　買い代金：190百万元
　　売り代金：548百万元

9 中国銀行（601988）
　　売買代金：718百万元
　　買い代金：128百万元
　　売り代金：590百万元

10 三六零安全科技（601360）
　　売買代金：625百万元
　　買い代金：237百万元
　　売り代金：389百万元

　週明け11日の香港市場は強弱の材料が交錯するなか、もみ合う展開か。中国の景気減速への懸念が引き続き重しとなりそうだ。前週末に中国の国家統計局が発表した2023年11月の消費者物価指数（CPI）は前年同月比0.5％下落し、市場予想（0.1％下落）よりも下振れした。2カ月連続の前年同月割れとなり、下落幅は前月（0.2％）から拡大した。生産者物価指数（工業製品出荷価格：PPI）も3.0％下落と予想（2.8％下落）を下振れし、下落幅は前月に比べ0.4ポイント拡大した。

　一方、中国本土で翌年の経済運営の基本方針を決める中国の中央経済工作会議が近く開催されるとみられ、政策期待が相場を支えるだろう。中央経済工作会議は毎年12月に開かれるが、その「準備会議」とされている中央政治局会議が8日に開かれた。その内容を踏まえ、24年も「積極的な」政策基調が継続するとの見方が広がっている。

　前週末8日のNYは市場でダウ平均は130米ドルと続伸し、22年1月以来およそ1年11カ月ぶり高値を更新。注目された米11月雇用統計がやや強い結果となったものの、米12月ミシガン大期待インフレ率速報値が前月から低下したことで適温相場の持続期待が高まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も続伸した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、主力株ではHSBC（00005）が香港終値を上回った半面、AIAグループ（01299）や、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）が下回って引けた。