■Qテクノロジー（01478）：2023年11月のカメラモジュール出荷量は前年同月比5.7％増の3794万8000個だった。前月比では8.1％増。スマートフォン市場の需要回復に加え、ミドルレンジ・ハイエンド製品が好調だった。

■薬明生物技術（02269）：7日に香港市場で1316万1000株（発行済み株式総数の0.30979％）の自社株買いを行った。取得価格は1株当たり28.65−30HKドルで、総額3億9000万HKドルに上った。自社株買いは計画発表後初めて。

■北京金隅（02009）：公開入札を通じ、上海市普陀区の住宅開発用地の使用権を落札したと発表した。取得価格は22億7700万元。

　8日の香港市場は上値の重い展開か。米連邦準備理事会（FRB）の金融政策の先行きを占う上で重要となる米雇用統計が香港時間8日夜に発表されるとあって、様子見ムードが強まりそうだ。また、9日には中国の物価統計の発表も控えており、週末を前に持ち高調整の動きも予想される。

　一方、ハンセン指数は約1年1カ月ぶりの安値水準で推移しているとあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが期待できるほか、来年の経済運営の基本方針を決める中国の中央経済工作会議の開催も近づいているとされており、政策期待も高まりそうだ。

　7日のNY株式相場は主要3指数がそろって上昇。新規失業保険申請件数が市場予想より強い結果となったことで翌日の11月雇用統計の上振れへの警戒感が強まったものの、最新の人工知能（AI）モデルを発表したグーグルの親会社アルファベットが5％超上昇したほか、アドバンスト･マイクロ･デバイセズ（AMD)とエヌビディアもそれぞれ9.89％高、2.40％高となり、ハイテク株の上昇をけん引した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、HSBC（00005）やテンセント（00700）、美団（03690）、アリババ集団（09988）などがそろって香港終値を上回って引けた。

　香港証券取引所は7日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：117億9534万HKドル
　　買い代金：49億9298万HKドル
　　売り代金：68億236万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　　売買代金：1,227百万HKドル
　　買い代金：4百万HKドル
　　売り代金：1,223百万HKドル

2 テンセント（00700）
　　売買代金：740百万HKドル
　　買い代金：262百万HKドル
　　売り代金：478百万HKドル

3 CNOOC（00883）
　　売買代金：602百万HKドル
　　買い代金：136百万HKドル
　　売り代金：466百万HKドル

4 薬明生物技術（02269）
　　売買代金：564百万HKドル
　　買い代金：158百万HKドル
　　売り代金：405百万HKドル

5 美団（03690）
　　売買代金：503百万HKドル
　　買い代金：396百万HKドル
　　売り代金：107百万HKドル

6 小米集団（01810）
　　売買代金：378百万HKドル
　　買い代金：72百万HKドル
　　売り代金：307百万HKドル

7 香港証券取引所（00388）
　　売買代金：370百万HKドル
　　買い代金：103百万HKドル
　　売り代金：267百万HKドル

8 ハンセン中国企業指数ETF（02828）
　　売買代金：306百万HKドル
　　買い代金：4百万HKドル
　　売り代金：302百万HKドル

9 快手科技（01024）
　　売買代金：267百万HKドル
　　買い代金：149百万HKドル
　　売り代金：118百万HKドル

10 美図（01357）
　　売買代金：235百万HKドル
　　買い代金：183百万HKドル
　　売り代金：52百万HKドル