6日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。今週は7日に中国の貿易統計、8日に米国の雇用統計、9日に中国の物価統計が発表される予定で、様子見ムードが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.41％安の2960.07ポイントで推移している。セクター別では、貴金属が全面安となっているほか、教育やゲームも売られている。半面、バッテリー素材が全面高。自動車部品や電機も高い。

　6日の香港市場でハンセン指数は続落スタート。中国経済の先行き不安が根強いなか、国内外のイベントを前に、リスクオフの動きが先行している。今週は7日に中国の貿易統計、8日に米国の雇用統計、9日に中国の物価統計が発表される。また、中国で来年の経済運営の基本方針を決める中央経済工作会議の開催が近づいているとされている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.28％安の16282.66ポイントで推移。個別では、アジア生保のAIAグループ（01299）、大型ネット株のテンセント（00700）、アリババ集団（09988）が売られ、指数を押し下げている。産金株の紫金鉱業集団（02899）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）なども安い。半面、前日に急落したPC世界大手のレノボグループ（00992）が大幅に反発。最大6億米ドル規模の自社株買いを実施すると発表したバイオ医薬品の開発受託会社、薬明生物技術（02269）も3営業日ぶりに反発した。

上海総合指数
　始値：2966.95ポイント
　前日比：-5.35ポイント
　騰落率：-0.18％

上海B株指数
　始値：225.72ポイント
　前日比：0.30ポイント
　騰落率：0.13％

深セン成分指数
　始値：9451.16ポイント
　前日比：-19.20ポイント
　騰落率：-0.2％

深センB株指数
　始値：1067.52ポイント
　前日比：-0.35ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3387.88ポイント
　前日比：-6.38ポイント
　騰落率：-0.19％