5日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.89％安の72.38米ドルと3営業日続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も0.13％安の113.55米ドルと3営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の5日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：72.38米ドル（-0.89％）
　■百度（BIDU）：113.55米ドル（-0.13％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：32.94米ドル（-2.26％）
　■JDドットコム（JD）：26.12米ドル（-1.77％）
　■ウェイボー（WB）：9.31米ドル（-3.22％）
　■ネットイース（NTES）：102.73米ドル（-1.39％）
　■モモ（MOMO）：6.55米ドル（-1.06％）
　■レンレン（RENN）：0.96米ドル（0％）
　■滴滴全球（DIDI）：3.77米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：8.58米ドル（+2.88％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.05米ドル（+1.49％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：8.10米ドル（-2.29％）

　5日のNY株式相場は高安まちまち。米10年債利回りの低下を追い風にアップルやエヌビディアなどのハイテク・ジャイアントが上昇した一方、エネルギー、素材などの景気敏感株が軟調だった。

　ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、79.88米ドル安（-0.22％）と2日続落して終了。S&P500も0.06％安とわずかながら2日続落となった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は朝方に0.45％安まで下落したものの、その後0.71％高まで上昇し、0.31％高と反発して終了した。

　10月JOLTS求人件数が873.3万件と予想の930万件を下回ったことで、米10年債利回りは前日の4.286％から4.167％と9月上旬以来の水準に低下した。ハイテク・ジャイアントは、エヌビディアが2.33％高、アップルが2.11％高となったほか、アマゾン・ドット・コム、アルファベットが1％超上昇し、マイクロソフトも0.92％高となった。

　S&P500の11セクターはIT、一般消費財、コミュニケーションの3セクターが上昇し、エネルギー、素材、資本財、公益、生活必需品など8セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はアップル、メルク、ベライゾン、ウォルマートなど14銘柄が上昇し、プロクター・アンド・ギャンブル、ゴールドマン・サックス、ダウ・インク、3Mなど16銘柄が下落した。

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