ハンセン指数
　始値：17359.08ポイント
　前日比：4.94ポイント
　騰落率：0.03％

中国企業指数
　始値：5959.22ポイント
　前日比：2.14ポイント
　騰落率：0.04％

レッドチップ指数
　始値：3395.72ポイント
　前日比：0.26ポイント
　騰落率：0.01％

■美団（03690）：2023年7−9月期決算は純利益が前年同期比195.4％増の35億9300万元と、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の35億1500万元を上回った。売上高は22.1％増の764億6700万元だった。

■阿里健康（00241）：2023年6月中間決算は純利益が前年同期比174.9％増の4億4600万元と、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の2億5800万元を上回った。売上高は12.7％増の129億5600万元だった。

■ビリビリ（09626）：2023年7−9月期決算をきょう発表する。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は売上高が57億1800万元、純損失が10億3900万元。

　29日の香港市場は反発して始まるか。米国の利上げ局面が終了するとの見方から28日のNY市場で米長期金利が低下し、株式相場が上昇した流れを引き継ぐだろう。前日のハンセン指数は3営業日続落し、終値は10日以来の安値圏だっただけに、値ごろ感が強まった銘柄を中心に買い直しが入りやすい。

　米連邦準備理事会（FRB）のウォラー理事は28日の講演で、インフレ抑制のためのこれまでの政策に自信を示し、今後3−5カ月の間にインフレ鈍化が続くなら利下げ転換もあり得るとした。長期金利の指標となる米10年債利回りは前日の4.388％から4.327％に低下した。

　もっとも、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。重要イベントを前に、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えそうだ。きょうは米地区連銀経済報告（ベージュブック）が発表される。30日は中国の11月の製造業購買担当者景気指数（PMI）が発表されるほか、石油輸出国機構（OPEC）と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の会合が予定されている。

　28日のNY株式相場はダウ平均が反発し、ハイテク株主体のナスダック総合も3営業日ぶりに反発した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は高安まちまち。英金融大手のHSBC（00005）、大型ネット株のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）が香港終値を上回った半面、2023年7−9月期決算を発表した美団（03690）は大幅に下回って引けた。