28日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。小安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。中国景気の減速懸念を背景とする売りが引き続き重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.25％安の3024.15ポイントで推移。セクター別では、医薬品、自動車、空運、貴金属が売られる半面、コンシューマーエレクトロニクス、電機、半導体が買われている。

　28日の香港市場でハンセン指数は小高く始まった後、ほどなくマイナス圏に沈む展開。米連邦準備理事会（FRB）による利上げサイクル終了期待などが相場の支えとなる半面、中国の景気減速への警戒感は強く、売りが優勢となっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.54％安の17430.54ポイントで推移している。個別では、アリババ集団（09988）やJDドットコム（09618）、AIAグループ（01299）などが売られて指数を押し下げている。信義光能（00968）や中国宏橋（01378）の下落も目立つ。半面、周大福珠宝（01929）やレノボグループ（00992）、小米集団（01810）などが買われている。

上海総合指数
　始値：3028.60ポイント
　前日比：-3.10ポイント
　騰落率：-0.10％

上海B株指数
　始値：230.05ポイント
　前日比：-0.06ポイント
　騰落率：-0.03％

深セン成分指数
　始値：9781.54ポイント
　前日比：-4.03ポイント
　騰落率：-0.04％

深センB株指数
　始値：1085.00ポイント
　前日比：7.23ポイント
　騰落率：0.67％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3510.66ポイント
　前日比：-1.28ポイント
　騰落率：-0.04％