24日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。中国経済の先行き不安が重荷となるなか、週末を前にリスクを回避する動きが先行している。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.25％安の3054.10ポイントで推移。セクター別では、前日に高かった自動車サービスが反落。コンシューマーエレクトロニクス、電子化学品、太陽光発電設備、半導体も安い。半面、不動産サービスが全面高となっているほか、不動産開発、漢方薬などが買われている。

　24日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日はハンセン指数が終値ベースでおよそ1週間ぶりの高値を付けただけに、幅広いセクターで利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比1.16％安の17703.66ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2023年9月中間決算を発表した周大福珠宝（01929）が急落。カジノ運営のサンズ・チャイナ（01928）、ニット衣料の申洲国際集団（02313）、乳業大手の中国蒙牛乳業（02319）も安い。半面、不動産管理の碧桂園服務（06098）、華潤万象生活（01209）が逆行高。

上海総合指数
　始値：3060.33ポイント
　前日比：-1.53ポイント
　騰落率：-0.05％

上海B株指数
　始値：232.45ポイント
　前日比：-0.03ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：9932.97ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：0％

深センB株指数
　始値：1084.24ポイント
　前日比：0.77ポイント
　騰落率：0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3560.65ポイント
　前日比：-0.87ポイント
　騰落率：-0.02％