23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.17％高の3048.82ポイントだった。深セン成分指数は0.28％高の9883.08ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5220億8100万元だった。

　上海総合指数は小動きで始まった後、序盤は下げ幅を拡大する場面もあったが、中盤以降はプラス圏に浮上した。中国経済の先行き不安が引き続き重荷となる半面、当局による景気テコ入れ策の強化への期待も根強い。指数が前日に今年10日以来、1週間超ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが相場を支えたもよう。

　セクター別では、自動車と自動車サービスが全面高。自動車部品、製薬も高い。半面、貴金属が全面安となったほか、文化・メディア、教育、ゲームなどが売られた。

　上海B株指数は0.08％高の231.57ポイント、深センB株指数は0.61％高の1084.15ポイント。

上海総合指数
　引値：3048.82ポイント
　前日比：5.21ポイント
　騰落率：0.17％

上海B株指数
　引値：231.57ポイント
　前日比：0.18ポイント
　騰落率：0.08％

深セン成分指数
　引値：9883.08ポイント
　前日比：27.42ポイント
　騰落率：0.28％

深センB株指数
　引値：1084.15ポイント
　前日比：6.59ポイント
　騰落率：0.61％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3545.18ポイント
　前日比：0.76ポイント
　騰落率：0.02％

　23日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。中国経済の先行き不安が重荷となる半面、当局による景気テコ入れ策の強化への期待が相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.11％安の3040.18ポイントで推移。セクター別では、教育が全面安で推移しているほか、文化・メディア、ゲーム、不動産サービスなどが安い。半面、自動車が全面高。自動車部品、製薬、ゴム製品なども買われている。