21日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。中国政府が苦境にある不動産開発業者を金融面から支えるとの期待から買いが先行。当局が融資に適したデベロッパー50社をリストアップしたと伝わった。人民元の対米ドル相場の上昇も投資家心理を支えている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.39％高の3080.15ポイントで推移。セクター別では、不動産や建材、教育が買われる半面、自動車、電子、軍需関連が売られている。

　21日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。米長期金利の低下を受け、香港市場でもハイテク株を中心に買いが広がっている。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比1.18％高の17988.03ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やアリババ集団（09988）、百度（09888）が買われて指数を押し上げているほか、龍湖集団（00960）や中国海外発展（00688）など本土不動産株の上昇も目立つ。半面、石薬集団（01093）や阿里健康（00241）が売られている。

上海総合指数
　始値：3074.83ポイント
　前日比：6.51ポイント
　騰落率：0.21％

上海B株指数
　始値：233.00ポイント
　前日比：0.03ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：10050.48ポイント
　前日比：27.78ポイント
　騰落率：0.28％

深センB株指数
　始値：1080.71ポイント
　前日比：-0.14ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3587.88ポイント
　前日比：11.56ポイント
　騰落率：0.32％