■華住集団（01179）：2023年1−3月期決算は売上高が前年同期比67.1％増の44億8000万元、純損益が9億9000万元の黒字（前年同期は6億3000万元の赤字）となり、直前のファクトセットの市場コンセンサス予想（売上高：37億1000万元、純損失：3億4700万元）から上振れた。

■広発証券（01776）：香港の資産運用会社バリュー・パートナーズ（00806）が29日大引け後、創業者で大株主の謝清海氏と葉維義氏が同社発行済み株式の最大30％を広発証券に売却する交渉を行っていると発表した。

■大唐国際発電（00991）：29日の取締役会で浙江省平陽の太陽光複合発電プロジェクト第1期や福建大唐国際寧徳発電の分散型太陽光発電プロジェクトなど総投資額12億2800万元の新エネルギープロジェクトを承認したと発表した。

　30日の香港市場は上値の重い展開か。29日は米国が戦没将兵追悼記念日、英国がスプリング・バンク・ホリデーでそれぞれ休場だったため、手掛かり材料に乏しい。また、31日には中国製造業購買担当者景気指数（PMI）、6月2日に米雇用統計が発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードも強まりそうだ。

　一方、米国の債務上限問題を巡っては、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が基本合意しており、デフォルト回避に向けて大きく前進したことが引き続き好感されそうだ。また、ハンセン指数は前日まで4営業日続落し、昨年11月29日以来、約6カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。

　29日の米国市場は戦没者追悼記念日で休場。