■融創中国（01918）：現地時間の13日午前9時から取引を再開すると発表した。同社株式は22年4月1日から取引停止となったが、取引の再開に向けた条件を満たしたとして、香港証券取引所（00388）が取引の再開を決定した。

■中国人民保険（01339/601319）：子会社3社の2023年1−3月の保険料収入（中国会計基準）は合計で2497億3400万元となり、前年同期比で7.5％増加した。3月単月では前年同月比13.5％増の830億2700万元。

■安踏体育用品（02020）：2023年1−3月期の「安踏」ブランド製品の小売販売額が前年同期に比べ1桁台半ばの増加となったと発表した。「FILA」ブランドは1桁台後半の増加、その他ブランドは75−80％増となった。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：83.26
　　前日比：1.73
　　騰落率：2.12％

　COMEX金 中心限月
　　終値：2024.90
　　前日比：5.90
　　騰落率：0.29％

　LME銅 3カ月物
　　終値：8916.50
　　前日比：37.00
　　騰落率：0.42％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2324.80
　　前日比：22.45
　　騰落率：0.98％

　13日の香港市場は軟調か。米景気後退懸念が重荷となりそうだ。米国時間の12日に公開された米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨で、金融不安の経済への悪影響が改めて意識された。リセッション懸念から香港市場でも投資家が積極的にリスクを取りづらいだろう。一方、注目された3月の米消費者物価指数（CPI）は前年同月比5.0％上昇となり、上昇率が2月の6.0％から鈍化し、市場予想の5.1％を下回った。米利上げの長期化懸念は後退している。

　12日のNY市場でダウ平均は38米ドル安と反落。朝方発表のCPIを受けて買いが先行したものの、FOMC議事要旨の公表後は下げに転じた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日続落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、主力株ではHSBC（00005）が香港終値を上回った半面、AIAグループ（01299）、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）などが香港終値を下回って引けた。

　きょうは3月の中国の貿易統計が発表される。市場予想から大幅にかい離した結果になれば相場の波乱要因になり得る。