週明け10日の中国本土株式市場で、上海総合指数は7営業日ぶりに反落。終値は前営業日比0.37％安の3315.36ポイントだった。深セン成分指数は0.80％安の11871.93ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2255億8300万元だった。

　上海総合指数は、序盤は前週末の終値を上回る場面もあったが、中盤以降はマイナス圏で軟調に推移し、徐々に下げ幅を拡大した。前週末に発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数がほぼ市場予想通りとなり、過度の景気後退懸念が和らいだものの、指数は前週末まで6日続伸し、約1カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、11日に中国で、12日に米国で物価統計がそれぞれ発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードも強まった。セクター別では、インターネットサービスやソフトウエア開発、ゲームなどが売られた半面、電源設備やバッテリー、観光・ホテルなどが買われた。

　A株市場では、三七互娯網絡科技集団（002555）や科大訊飛（002230）、用友網絡科技（600588）、富士康工業互聯網（601138）などの下落が目立った。半面、2023年1−3月期決算が速報値で純利益6.3倍になったと発表した東方証券（600958）が買われたほか、ペトロチャイナ（601857）やシノペック（600028）も高かった。

　上海B株指数は1.02％安の293.39ポイント、深センB株指数は0.55％安の1194.36ポイント。

上海総合指数
　引値：3315.36ポイント
　前日比：-12.29ポイント
　騰落率：-0.37％

上海B株指数
　引値：293.39ポイント
　前日比：-3.03ポイント
　騰落率：-1.02％

深セン成分指数
　引値：11871.93ポイント
　前日比：-95.81ポイント
　騰落率：-0.8％

深センB株指数
　引値：1194.36ポイント
　前日比：-6.60ポイント
　騰落率：-0.55％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4104.81ポイント
　前日比：-18.47ポイント
　騰落率：-0.45％

　週明け10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は7営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.16％安の3322.17ポイントだった。深セン成分指数は0.70％安の11884.16ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7968億100万元だった。

　上海総合指数は方向感を欠く値動きとなった。前週末に発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数がほぼ市場予想通りとなり、過度の景気後退懸念が和らいだものの、指数は前週末まで6日続伸し、約1カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、11日に中国で、12日に米国で物価統計がそれぞれ発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードも強まった。セクター別では、貴金属が全面安となったほか、ソフトウエア開発やゲームも売られた。半面、造船と保険が全面高。電源設備やバイオも買われた。

　上海B株指数は0.75％安の294.19ポイント、深センB株指数は0.60％安の1193.80ポイントだった。