4日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。市場予想より強い内容の中国経済指標や米株式相場の上昇を受けて投資家がリスク選好姿勢を強める半面、心理的節目の3300ポイントが上値抵抗線として意識されているもよう。

　指数は日本時間午前10時45分現在、前日比0.14％高の3301.11ポイントで推移している。セクター別では貴金属が全面高のほか、農林水産、ゲーム、空運、観光が買われている。一方、クリーンエネルギー発電設備やバッテリー素材、電機、自動車部品が売られている。

　4日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。指数は前日まで5営業日続伸した後とあって、利益確定の売りが広がっているほか、香港市場は5日が清明節、7日がイースターで休場となるため、持ち高調整の売りも相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.45％安の20317.09ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）、テンセント（00700）などIT株が売られて指数を押し下げている。半面、龍湖集団（00960）や華潤ビール（00291）が買われているほか、原油高を受けてCNOOC（00883）も高い。

上海総合指数
　始値：3297.18ポイント
　前日比：0.78ポイント
　騰落率：0.02％

上海B株指数
　始値：296.82ポイント
　前日比：0.08ポイント
　騰落率：0.03％

深セン成分指数
　始値：11878.16ポイント
　前日比：-11.26ポイント
　騰落率：-0.09％

深センB株指数
　始値：1196.07ポイント
　前日比：0.44ポイント
　騰落率：0.04％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4089.29ポイント
　前日比：-1.28ポイント
　騰落率：-0.03％