週明け3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前日比0.56％高の3291.06ポイントだった。深セン成分指数は1.16％高の11862.82ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7797億9500万元だった。

　上海総合指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。米利上げの早期打ち切り期待や中国の景況感の改善を好感した買いが相場を支えた。前週末に国家統計局が発表した3月中国製造業PMIが予想を上回る強い結果となり、非製造業PMIは約12年ぶりの高い水準を更新。中国物流与採購聯合会が朝方に発表した2023年3月の中国の物流業景気指数は2カ月連続で上昇し、前月を5.4％上回る55.5に改善した。一方、3月の財新中国製造業PMIは予想を下回る50.0にとどまったが、2カ月連続で50以上の水準となった。

　セクター別では、バッテリー素材が全面高。ゲーム、半導体、証券も高い。半面、貴金属が全面安となったほか、医薬品、医薬品販売の下げが目立った。

　上海B株指数は0.4％高の296.03ポイント、深センB株指数は0.21％高の1194.35ポイント。

上海総合指数
　引値：3291.06ポイント
　前日比：18.20ポイント
　騰落率：0.56％

上海B株指数
　引値：296.03ポイント
　前日比：1.19ポイント
　騰落率：0.4％

深セン成分指数
　引値：11862.82ポイント
　前日比：136.42ポイント
　騰落率：1.16％

深センB株指数
　引値：1194.35ポイント
　前日比：2.47ポイント
　騰落率：0.21％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4086.05ポイント
　前日比：35.12ポイント
　騰落率：0.87％

　週明け3日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。米利上げの早期打ち切りや中国の景況感の改善への期待が相場を支えている。英IHSマークイットが日本時間のきょう午前10時45分に2023年3月の財新中国製造業購買担当者景気指数（PMI）を発表する。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.26％高の3269.79ポイントで推移。セクター別では、原油相場の上昇を受けて採掘や石油が高い。ソフトウエア開発、半導体も買われている。半面、貴金属、酒造、自動車が下げている。