■BYD（01211）：きょう2022年12月本決算を発表する。ファクトセットがまとめた直前の市場コンセンサス予想は売上高が4167億7500万元、純利益が159億9400万元。

■康師傅控股（00322）： 2022年12月本決算は売上高が前年比6.3％増の787億1700万元、純利益が同30.8％減の26億3200万元だった。直前のファクトセットの市場コンセンサス予想は売上高が796億5500万元、純利益が26億6800万元。

■センスタイム（00020）：ソフトバンクグループが21日、センスタイムのクラスB株を1億9000万株売却した。平均売却価格は1株当たり2.7106HKドル。ソフトバンクグループの持ち株数は38億3400万株となり、持ち株比率は12.02％から11.46％に低下した。

　28日の香港市場は上値の重い展開か。金融システム不安の後退が好感される一方、米長期金利の上昇を受けて香港市場でもハイテク・グロース株に売り圧力が強まりそうだ。

　一方、前日の香港市場では、中国の国家統計局が発表した2023年1−2月の工業企業の税引き前利益が前年同期比22.9％減り、中国市場の需要不足と生産者物価の上昇により景気回復が鈍化するとの見方から幅広いセクターで売りが広がった。ただ、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しが期待されるほか、決算などを材料に個別物色の動きも強まりそうだ。きょうはBYD（01211）や中国太平保険（00966）、SMIC（00981）などが2022年12月本決算を発表する。

　27日のNY株式相場は高安まちまち。金融システム不安が和らいだことで銀行株やエネルギーなどの景気敏感株が上昇した一方、米10年債利回りの上昇が嫌気され、足もとで堅調だったコミュニケーションなどのハイテク株が下落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、HSBC（00005）やAIAグループ（01299）、JDドットコム（09618）などが香港終値を上回って引けた半面、アリババ集団（09988）が下回って引けた。

　香港証券取引所は27日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：189億1721万HKドル
　　買い代金：100億7094万HKドル
　　売り代金：88億4627万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：2,440百万HKドル
　　買い代金：1,521百万HKドル
　　売り代金：918百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：2,189百万HKドル
　　買い代金：1,050百万HKドル
　　売り代金：1,140百万HKドル

3 快手科技（01024）
　　売買代金：694百万HKドル
　　買い代金：387百万HKドル
　　売り代金：307百万HKドル

4 中国神華能源（01088）
　　売買代金：645百万HKドル
　　買い代金：373百万HKドル
　　売り代金：271百万HKドル

5 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：511百万HKドル
　　買い代金：284百万HKドル
　　売り代金：226百万HKドル

6 エン鉱能源（01171）
　　売買代金：479百万HKドル
　　買い代金：177百万HKドル
　　売り代金：302百万HKドル

7 レノボグループ（00992）
　　売買代金：381百万HKドル
　　買い代金：266百万HKドル
　　売り代金：115百万HKドル

8 チャイナ・テレコム（00728）
　　売買代金：362百万HKドル
　　買い代金：217百万HKドル
　　売り代金：145百万HKドル

9 キングソフト（03888）
　　売買代金：328百万HKドル
　　買い代金：146百万HKドル
　　売り代金：182百万HKドル

10 シノペック（00386）
　　売買代金：290百万HKドル
　　買い代金：199百万HKドル
　　売り代金：91百万HKドル