■小米集団（01810）：2022年12月本決算は純利益が前年比87.2％減の24億7400万元とファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の48億7000万元を小幅に上回った。売上高は14.7％減の2800億4400万元。

■美団（03690）：2022年12月本決算は純損失が66億8600万元だった。前年の235億3800万元から大幅に縮小したものの、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の65億8200万元から下振れした。売上高は22.8％増の2199億5500万元。

■康師傅控股（00322）：2022年12月本決算をきょう発表する。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は売上高が796億5500万元、純利益は26億6800万元。

　週明け27日の香港市場は方向感に乏しい相場か。欧米の金融システム不安に対する懸念はくすぶるものの、前週末の米株式相場が上昇した流れが支えになるだろう。ハンセン指数が心理的節目の20000ポイント付近でもみ合う展開が予想される。

　決算発表がピーク期に入り、個別に材料が出た銘柄が引き続き活発に物色されそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄の康師傅控股（00322）と翰森製薬（03692）が2022年12月本決算を発表する。

　24日のNY株式相場は主要3指数がそろって続伸した。ドイチェバンクのクレジット・デフォルト・スワップが突如上昇したことで欧州金融機関の破綻リスクが意識されたが、米地銀株が軒並み上昇した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）、香港公益株のホンコン・チャイナガス（00003）が香港終値を下回った一方で、香港不動産株の長江実業集団（01113）が上回って引けた。

　香港証券取引所は24日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：194億4218万HKドル
　　買い代金：115億3362万HKドル
　　売り代金：79億856万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：3,234百万HKドル
　　買い代金：2,270百万HKドル
　　売り代金：964百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：800百万HKドル
　　買い代金：510百万HKドル
　　売り代金：290百万HKドル

3 レノボグループ（00992）
　　売買代金：733百万HKドル
　　買い代金：629百万HKドル
　　売り代金：104百万HKドル

4 キングソフト（03888）
　　売買代金：629百万HKドル
　　買い代金：438百万HKドル
　　売り代金：192百万HKドル

5 SMIC（00981）
　　売買代金：620百万HKドル
　　買い代金：280百万HKドル
　　売り代金：340百万HKドル

6 快手科技（01024）
　　売買代金：579百万HKドル
　　買い代金：267百万HKドル
　　売り代金：312百万HKドル

7 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：525百万HKドル
　　買い代金：313百万HKドル
　　売り代金：211百万HKドル

8 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　　売買代金：505百万HKドル
　　買い代金：505百万HKドル
　　売り代金：1百万HKドル

9 チャイナ・テレコム（00728）
　　売買代金：416百万HKドル
　　買い代金：259百万HKドル
　　売り代金：158百万HKドル

10 センスタイム（00020）
　　売買代金：286百万HKドル
　　買い代金：217百万HKドル
　　売り代金：69百万HKドル