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23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比0.78%高の19743.75ポイントだった。中国企業指数は0.92%高の6701.21ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で630億2000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、序盤はマイナス圏に沈んだものの、ほどなくして再び切り返した。米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通りに政策金利が0.25%引き上げられたが、声明文の文言が修正されたことなどから早期の利上げ打ち止め観測が出た。一方、イエレン米財務長官が預金保険を無制限に拡大するつもりはないとの考えを示した。欧米の金融システム不安や景気悪化への懸念が引き続き重荷となる半面、企業の決算内容を手掛かりとした個別物色の動きが相場を支えた。前場半ばには上げ幅が約1%に近づく場面もあったが、同水準では伸び悩んだ。 個別では、前日大引け後に2022年12月本決算を発表した海運株の東方海外(00316)が約18%高と急伸したほか、IT大手のテンセント(00700)が5%超の大幅高となり、指数を押し上げた。PC世界大手のレノボグループ(00992)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(02382)、自動車メーカーの吉利汽車(00175)も買われた。半面、医薬品メーカーの石薬集団(01093)が8%超安と3日ぶりに大幅に反落。同社は22日前引け後、自社開発した新型コロナウイルス用のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンが中国で緊急使用許可を取得したと発表したが、需要の先行きが疑問視されているもよう。ガス会社の新奥能源(02688)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(01928)、不動産関連の碧桂園服務(06098)、華潤置地(01109)も下げた。 |
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ハンセン指数
引値:19743.75ポイント 前日比:152.32ポイント 騰落率:0.78% 中国企業指数 引値:6701.21ポイント 前日比:61.22ポイント 騰落率:0.92% レッドチップ指数 引値:3983.71ポイント 前日比:-13.73ポイント 騰落率:-0.34% |
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23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに小幅に反落。前場終値は前日比0.02%安の3265.26ポイントだった。深セン成分指数は0.41%高の11544.02ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6040億9600万元だった。
上海総合指数は前日のNY市場が大幅下落した流れを引き継いで安く始まった後、下げ幅を縮小し、プラス圏に浮上した。ただ、勢いは続かず、前日終値付近まで戻して前場の取引を終えた。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通りに政策金利が0.25%引き上げられた。金融システム不安が懸念されるなか、米連邦準備理事会(FRB)が従来の引き締め姿勢を維持したことが嫌気された。一方、中国政府による政策支援が期待できる銘柄が買われたほか、2022年12月本決算を材料に個別物色の動きが活発だった。セクター別では、造船が全面安となったほか、海運・港湾、小売りなども売られた。半面、貴金属や半導体、酒造が買われた。 上海B株指数は0.01%高の290.33ポイント、深センB株指数は0.06%高の1184.52ポイントだった。 |
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