22日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸スタート。米金融当局が金融システム不安の拡大防止策を続けるとの見方から、前日の米株式相場を上昇したことを好感した買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.49％高の3271.71ポイントで推移。セクター別では、工事コンサルティング、医療サービス、バッテリー、自動車部品が高い。半面、貴金属が全面安。電子化学品、半導体、ゲームも売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。米金融当局が金融システム不安の拡大防止策を続けるとの見方から、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。イエレン米財務長官が21日、「銀行危機が悪化すれば預金をさらに保護する用意がある」と述べた。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比1.52％高の19550.73ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）とアリババ集団（09988）、国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）が買われて相場の上昇を主導。一方、香港不動産株の恒基兆業地産（00012）と恒隆地産（00101）、ミネラルウオーター大手の農夫山泉（09633）が売られている。

上海総合指数
　始値：3263.41ポイント
　前日比：7.76ポイント
　騰落率：0.24％

上海B株指数
　始値：288.59ポイント
　前日比：-0.04ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：11459.83ポイント
　前日比：32.58ポイント
　騰落率：0.29％

深センB株指数
　始値：1174.36ポイント
　前日比：-0.33ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3993.78ポイント
　前日比：11.40ポイント
　騰落率：0.29％