8日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。米利上げペースの加速で世界経済が冷え込むことへの警戒感が重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.39％安の3272.44ポイントで推移。セクター別では、銀行・保険が全面安。石油、貴金属、採掘も安い。半面、インターネット設備、太陽光・風力発電設備、電源設備が買われている。

　8日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日の米株式相場が利上げペースの加速懸念で大幅下落した流れを引き継ぎ、ほぼ全面安の展開。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が7日の米上院銀行委員会での議会証言で、最新の経済データは予想されたより強く、より積極的な引き締めが必要になるとの認識を示した。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.52％安の20223.00ポイントで推移している。個別では、石油株のペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）、CNOOC（00883）がそろって反落。アルミメーカーの中国宏橋（01378）、自動車メーカーの吉利汽車（00175）、中国ネット通販のJDドットコム（09618）が安い。一方、製薬の中国生物製薬（01177）が逆行高。

上海総合指数
　始値：3271.88ポイント
　前日比：-13.22ポイント
　騰落率：-0.40％

上海B株指数
　始値：295.24ポイント
　前日比：0.20ポイント
　騰落率：0.07％

深セン成分指数
　始値：11566.57ポイント
　前日比：-42.01ポイント
　騰落率：-0.36％

深センB株指数
　始値：1220.71ポイント
　前日比：-0.02ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4030.74ポイント
　前日比：-18.11ポイント
　騰落率：-0.45％