香港証券取引所は7日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：472億6650万元
　　買い代金：244億9032万元
　　売り代金：227億7618万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：1,353百万元
　　買い代金：629百万元
　　売り代金：724百万元

2 招商銀行（600036）
　　売買代金：1,084百万元
　　買い代金：637百万元
　　売り代金：447百万元

3 中国平安保険（601318）
　　売買代金：962百万元
　　買い代金：483百万元
　　売り代金：478百万元

4 中国聯合網絡通信（600050）
　　売買代金：764百万元
　　買い代金：444百万元
　　売り代金：320百万元

5 通威（600438）
　　売買代金：697百万元
　　買い代金：162百万元
　　売り代金：535百万元

6 中国建築（601668）
　　売買代金：636百万元
　　買い代金：354百万元
　　売り代金：281百万元

7 内蒙古伊利実業集団（600887）
　　売買代金：630百万元
　　買い代金：104百万元
　　売り代金：527百万元

8 中国旅遊集団中免（601888）
　　売買代金：626百万元
　　買い代金：373百万元
　　売り代金：252百万元

9 紫金鉱業集団（601899）
　　売買代金：610百万元
　　買い代金：318百万元
　　売り代金：292百万元

10 隆基緑能科技（601012）
　　売買代金：602百万元
　　買い代金：239百万元
　　売り代金：364百万元

　8日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで続落か。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が7日の米上院銀行委員会での議会証言で、最新の経済データは予想されたより強く、より積極的な引き締めが必要になるとの認識を示した。香港市場でも米国のインフレ高止まりと利上げペースの加速を警戒する売りが出ると予想する。

　パウエル議長の議会証言は8日にも米下院銀行委員会で行われる予定。さらに、週内に2月の中国物価統計や米雇用統計の発表を控え、市場に模様眺め気分が広がる展開があり得る。もっとも、決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色は活発に続くだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄のチャイナ・ユニコム（00762）が2022年12月本決算を発表する。

　7日のNY株式相場はダウ平均が5営業日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合も続落した。パウエル議長発言が「タカ派」と受け止められ、21−22日開催の米連邦公開市場委員会（FOMC）での利上げ幅が0.50％に広がるとの見方につながった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は総じて下落。時価総額が大きいAIAグループ（01299）やテンセント（00700）とアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）がそろって香港終値を下回って引けた。

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
該当なし

★以下の銘柄は本日から取引停止
◇*ST奥瑞徳光電（600666）：重要公告発表のため