3日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。全国人民代表大会（全人代）の開幕を5日に控え、政策の恩恵が期待できるセクターの物色が相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.16％高の3316.00ポイントで推移している。セクター別では、半導体やバイオ製品、医療サービス、電子部品が上げる半面、造船、インターネット・サービス、通信サービスが下げている。

　3日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。大幅利上げへの警戒感が和らぎ、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。また、中国の全国人民代表大会（全人代）の開幕を週末に控えて政策期待も強まり、買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比1.31％高の20696.15ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やテンセント（00700）などが買われて指数を押し上げているほか、龍湖集団（00960）や百度（09888）の上昇も目立つ。半面、長江実業集団（01113）やHSBC（00005）がさえない。

上海総合指数
　始値：3314.77ポイント
　前日比：4.12ポイント
　騰落率：0.12％

上海B株指数
　始値：296.86ポイント
　前日比：0.03ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：11862.16ポイント
　前日比：12.65ポイント
　騰落率：0.11％

深センB株指数
　始値：1223.64ポイント
　前日比：-0.04ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4126.02ポイント
　前日比：8.28ポイント
　騰落率：0.2％