2日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日に心理的節目の3300ポイントを回復し、終値ベースで2月21日に付けた年初来高値（3306.52ポイント）を上抜き、昨年7月11日以来およそ7カ月半ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.14％安の3307.85ポイントで推移。セクター別では、漢方薬、貴金属、バッテリー素材、太陽光発電設備が安い。半面、軍需関連、通信設備・通信サービス、ゲームが買われている。

　2日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日のNY市場で米長期金利が上昇し、ハイテク・グロース株や高配当利回り株が下落した流れを引き継いだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りは1日、一時4％を上回り、約4カ月ぶりの水準まで上昇した。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.88％安の20437.51ポイントで推移している。個別では、ネット株のアリババ集団（09988）、百度（09888）、JDドットコム（09618）、ネットイース（09999）が大幅に反落。ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）も安い。一方、前日大引け後に2022年12月本決算を発表した創科実業（00669）が続伸。アジア保険会社のAIAグループ（01299）も買われている。

上海総合指数
　始値：3308.01ポイント
　前日比：-4.34ポイント
　騰落率：-0.13％

上海B株指数
　始値：296.43ポイント
　前日比：0.01ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：11783.76ポイント
　前日比：-0.04ポイント
　騰落率：0％

深センB株指数
　始値：1217.49ポイント
　前日比：-0.66ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4119.99ポイント
　前日比：-6.95ポイント
　騰落率：-0.17％