1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.90％高の3309.06ポイントだった。深セン成分指数は1.02％高の11903.95ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5451億100万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に切り返し、上げ幅を拡大した。中国の景況感の改善を好感。寄り付きとほぼ同時に国家統計局が発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）は52.6となり、前月から2.5ポイント上昇した。予想の50.6を大幅に上回り、12年4月以来およそ11年ぶりの高水準を更新。2月の財新中国製造業PMIも51.6と予想（50.2）を上振れし、22年6月以来、8カ月ぶりの高水準となった。

　セクター別では、通信サービス、インターネットサービス、ソフトウエア開発、ゲームが高い。半面、太陽光発電設備、風力発電設備、繊維・アパレル、バイオ製品が売られた。

　上海B株指数は0.14％高の296.23ポイント、深センB株指数は0.4％高の1223.05ポイント。

上海総合指数
　引値：3309.06ポイント
　前日比：29.45ポイント
　騰落率：0.90％

上海B株指数
　引値：296.23ポイント
　前日比：0.40ポイント
　騰落率：0.14％

深セン成分指数
　引値：11903.95ポイント
　前日比：120.15ポイント
　騰落率：1.02％

深センB株指数
　引値：1223.05ポイント
　前日比：4.90ポイント
　騰落率：0.4％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4124.93ポイント
　前日比：55.47ポイント
　騰落率：1.36％

　1日の中国本土株式市場で上海総合指数は小反落して始まった。寄り付きとほぼ同時に発表された2月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は52.6となり、前月から2.5ポイント上昇した。予想の50.6を大幅に上回ったが、相場の反応が限られている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.04％安の3272.48ポイントで推移している。セクター別では、太陽光発電設備、風力発電設備、電機、美容関連が安い。半面、通信サービス、通信設備、セメント・建材が買われている。