1日の中国本土株式市場で上海総合指数は小反落して始まった。寄り付きとほぼ同時に発表された2月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は52.6となり、前月から2.5ポイント上昇した。予想の50.6を大幅に上回ったが、相場の反応が限られている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.04％安の3272.48ポイントで推移している。セクター別では、太陽光発電設備、風力発電設備、電機、美容関連が安い。半面、通信サービス、通信設備、セメント・建材が買われている。

　1日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日は6営業日続落し、終値ベースで約2カ月ぶりの安値圏にあるだけに、値ごろ感に注目した買いが先行。米長期金利の上昇で利ざやや投資収益の改善が期待できる国際金融銘柄の上昇も相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.84％高の19951.53ポイントで推移している。個別では、アジア保険会社のAIAグループ（01299）と英金融大手HSBC（00005）が買われている。オンラインゲームのネットイース（09999）、ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）も高い。半面、医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）や不動産管理の華潤万象生活（01209）、ミネラルウオーター大手の農夫山泉（09633）が下げている。

上海総合指数
　始値：3279.14ポイント
　前日比：-0.47ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　始値：296.32ポイント
　前日比：0.49ポイント
　騰落率：0.17％

深セン成分指数
　始値：11783.76ポイント
　前日比：-0.04ポイント
　騰落率：0％

深センB株指数
　始値：1217.49ポイント
　前日比：-0.66ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4068.73ポイント
　前日比：-0.73ポイント
　騰落率：-0.02％