28日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。前日まで5営業日続落し、終値ベースで昨年12月30日以来およそ2カ月ぶりの安値を連日で更新した後とあって、安値拾いの買いが先行。前日のNY市場が反発したことや、米長期金利が低下したことが地合いの改善につながった。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.11％高の20165.42ポイントで推移。個別では、大型ネット株の百度（09888）、美団（03690）、テンセント（00700）やアジア生保のAIAグループ（01299）が買われ、指数を押し上げている。前日に安かった通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）が反発。香港不動産関連の九龍倉置業地産（01997）も高い。半面、前日大引け後の2022年12月本決算を発表した信義光能（00968）が急落。前日に急伸した海底撈国際（06862）が反落している。

　28日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日の米株高が好感されているほか、指数は前日まで4営業日続落した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.44％高の3272.48ポイントで推移している。セクター別では、ソフトウエア開発やインターネットサービス、通信サービスなどが買われる半面、太陽光発電設備や化学肥料、石炭などが売られている。

上海総合指数
　始値：3265.74ポイント
　前日比：7.71ポイント
　騰落率：0.24％

上海B株指数
　始値：296.92ポイント
　前日比：0.48ポイント
　騰落率：0.16％

深セン成分指数
　始値：11745.16ポイント
　前日比：43.21ポイント
　騰落率：0.37％

深センB株指数
　始値：1218.79ポイント
　前日比：1.44ポイント
　騰落率：0.12％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4058.13ポイント
　前日比：14.29ポイント
　騰落率：0.35％