■ 2月28日（火）
【期末決算】江蘇恒順醋業（600305）
【期末決算】方正証券（601901）
【期末決算】方大集団（000055）
【期末決算】銀泰黄金（000975）
【期末決算】深セン順絡電子（002138）
【期末決算】焦点科技（002315）
【期末決算】広東長青（002616）
【期末決算】方大集団（200055）

　27日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて堅調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.28％高の89.25米ドルと反発。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も5.17％高の139.36米ドルと反発した。主な中国関連ネット・IT株の27日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：89.25米ドル（+0.28％）
　■百度（BIDU）：139.36米ドル（+5.17％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：35.49米ドル（+2.01％）
　■JDドットコム（JD）：44.74米ドル（-0.13％）
　■ウェイボー（WB）：20.58米ドル（+0.39％）
　■ネットイース（NTES）：78.98米ドル（+0.43％）
　■モモ（MOMO）：8.94米ドル（+0.22％）
　■レンレン（RENN）：1.76米ドル（+2.92％）
　■捜狐（SOHU）：14.27米ドル（-1.04％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.48米ドル（-4.25％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：7.67米ドル（+1.05％）

　27日のNY株式相場は反発。米10年債や2年債利回りが低下したことを好感し、先週大きく下落した銘柄を中心に買い戻された。

　先週に1009米ドル安と4週続落したダウ平均は、ほぼ終日プラス圏で推移し、72.17米ドル高（+0.22％）と小幅高で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.31％高、0.63％高で終了し、主要3指数がそろって反発した。

　S&P500の11セクターは一般消費財、資本財、IT、コミュニケーションなど7セクターが上昇し、公益、ヘルスケア、生活必需品など4セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はキャタピラー、ボーイング、JPモルガン・チェース、アップルなど17銘柄が上昇、トラベラーズが変わらずとなり、ダウ・インク、ウォルグリーン、インテル、ウォルマートなど12銘柄が下落した。

　先週末の米1月個人消費支出 (PCE) 価格指数が予想以上に強い結果となったことで3.98％付近まで上昇した米10年債利回りは、3.92％台に低下。米2年債利回りも先週末の4.80％台から4.78％台に低下した。寄り前に発表された米1月耐久財受注は前月比-4.5％となり、予想の-3.9％以上に悪化した。今週は3月1日の2月ISM製造業PMI、3日の2月ISM非製造業PMIに注目が集まる。

　引け後に決算を発表したズーム･ビデオ･コミュニケーションズは決算が市場予想を上回ったほか、リストラ策も好感され、株価は時間外で8％超上昇した。