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23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.11%安の3287.48ポイントだった。深セン成分指数は0.13%安の11884.30ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8072億4900万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。全国人民代表大会の開幕を3月5日に控え、政策期待が投資家心理を支え、前場は総じてプラス圏で推移し、心理的節目の3300ポイントに乗せる場面もあった。ただ、上値の重さが意識されると、後場はマイナス圏に沈んだ。指数が約7カ月ぶり高値圏で推移しているだけに、足元で買われていた銘柄に利益確定売りが出た。米金融引締めの長期化懸念や、ウクライナ問題などを巡る米中対立への警戒感も重荷となった。 セクター別では、インターネットサービス、ゲーム、ソフトウエア、通信サービスが安い。半面、太陽光発電設備、自動車部品、証券が買われた。 A株市場では、ITサービス業者の紫光(000938)、IT機器メーカーの曙光信息産業(603019)、音声認識技術大手の科大訊飛(002230)、ゲーム関連の巨人網絡集団(002558)、奥飛娯楽(002292)など「Chat(チャット)GPT」テーマで買われていた銘柄の下げが目立った。通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)が続落した。バスメーカーの鄭州宇通客車(600066)、大手旅行代理店の中青旅控股(600138)も軟調。半面、電子機器受託製造サービスの立訊精密工業(002475)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)、家電大手の珠海格力電器(000651)、シリコンウエハーメーカーのTCL中環半導体(002129)などが買われた。 上海B株指数は0.03%安の298.85ポイント、深センB株指数は0.62%安の1228.24ポイント。 |
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上海総合指数
引値:3287.48ポイント 前日比:-3.67ポイント 騰落率:-0.11% 上海B株指数 引値:298.85ポイント 前日比:-0.09ポイント 騰落率:-0.03% 深セン成分指数 引値:11884.30ポイント 前日比:-15.82ポイント 騰落率:-0.13% 深センB株指数 引値:1228.24ポイント 前日比:-7.72ポイント 騰落率:-0.62% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:4103.65ポイント 前日比:-3.30ポイント 騰落率:-0.08% |
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23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.54%高の20534.79ポイントだった。中国企業指数は1.14%高の6910.62ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で570億1000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた。序盤は前日終値を挟んでもみ合ったが、中国の全国人民代表大会が3月5日に開幕する上、今年の企業業績の改善を見込む買いが入って相場を押し上げた。前日は1月3日以来、約1カ月半ぶり安値を連日で更新しただけに、安値を拾う動きもあった。ただ、上値は伸び悩んだ。米長期金利が上昇するなか米利上げ長期化への警戒感がくすぶっている。 個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)とJDドットコム(09618)が買われ、相場の上昇を主導。パソコン大手のレノボグループ(00992)、オンラインゲームのネットイース(09999)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(02382)はともに大きく反発した。半面、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)の下落が重荷となった。電動工具メーカーの創科実業(00669)とガラス大手の信義ガラス(00868)は大幅に続落した。 |
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